「人は人によって人となる」
哲学者カントが提唱した言葉の一節であり、神戸市教委が掲げる教育理念でもあります。
AIの発展がめざましく大きく注目される今。今後、AIによる教育も期待されていますが、当塾ではそんな今だからこそ対人での関わりが重要であると考えています。
そして、加えて申し添えておきたいことは、当塾は「プログラミング」を学んで“将来のエンジニア”を輩出したいわけではないということです。
「理数系専門」だからといって、いわゆる理系進学の子を多く育てたいわけではありません。当塾が掲げる大きな目標は「人間教育」です。
人として、自ら考え、表現し、楽しく豊かな生活を営むためにはどういった力が必要か。その力の礎(いしずえ)を養うことが当塾の大きな目標です。
しかし、そうした力を身に付けるに当たって理数系の学習、プログラミングの経験というのは非常に効果的です。
小・中学生の時期はとにかく多感です。未知のことが多いため判断する力や分析する力はまだまだ未熟かもしれません。しかし、大人よりもよっぽど頭の中がぐるぐると回転している時期です。興味のあること、夢中になれることを四六時中考えている。この、最も頭がフルパワーで柔軟に動き続けている時期に何を考えるのか。何を感じるのか。この経験が将来に大きく影響を与えます。
私自身、小学校教諭として長く子供たちと関わってきました。塾講師としても10年以上中学生を中心に進学指導をしてきましたし、今現在も非常勤講師として市内の高校で授業を担当しています。小中高の教育にずっと関わり続けてきて、どういった子がどのように成長し、その後どうなっていくか。これを見続けてきた結果を皆様に提供していきたいと考えています。
どうすれば子どもたちに学習意欲を持たせ、学習を継続させることができるのか。多くの保護者様が頭を抱えるところでしょう。スマホは与えるべきなのか。ゲームはどのように取り組ませ、制限すべきなのか。パソコンはいつから与えてもいいのか。など、悩みは尽きないことでしょう。また、家計との兼ね合いもあると思います。もちろんこの答えには個別の事情も鑑みる必要がありますので、一概に言えない部分もありますが、多くの場合にひとつ言えることとしては「自分で自分を律する(コントロールする)力を鍛えないことには何をどうやっても結果は大差ない」ということです。
その“律する力”の養い方は人それぞれ、千差万別です。気がついたら自ずときちんとしていたという子もいれば、あの手この手で親は苦労したのにさっぱり力がつかない子もいます。また、残念なことに親が苦労したから力が着くわけでも(目に見えて)報われるわけでもないところが教育の大変なところでしょう。親だって子育てのプロではありませんから、決して落ち込む必要はありません。こうした点も当塾ではしっかりとサポートしていきます。こまめな学習相談会を実施し、“今”の課題についてご相談いただけることも当塾の大きな特徴と言えるでしょう。
RK lab.は、ただ、学習教材を提供してがむしゃらに取り組ませる塾ではありません。授業時間を過ぎても「できる」まで指導する手厚い学習サポートも掲げておりますが、何よりまず「その子自身」にあった取り組みが何かを真剣に考え、個別の関わり、オーダーメイドの教育で子供の成長を全力で応援します。
「誰よりも幸せで豊かな人生」を切り拓くための力を身に付け、社会で活躍できることを心より願っています。
プロフィール
教室長:藤田竜馬
兵庫県立長田高校卒業、大学では機械システム工学、大学院では学校教育学を専攻。
学生時代より滋賀県の老舗進学塾にて中学生を延べ10年以上指導。滋賀県立膳所高校、彦根東高校合格者を毎年多数輩出。
また、小学校教諭として尼崎市採用後、民間企業へのエンジニア転職を経て、神戸市小学校教諭に復帰。
高学年担任、学年主任・理科教育・情報教育主任などを経験。
現在は株式会社RABBIT KNOTを設立し、Web制作・アプリ開発・システム構築等のIT系事業を展開する他、教育コンサルタントとして神戸市教育委員会のGIGAスクールのアドバイザーを行うなどの教育事業も行う。
また、須磨学園高校にて情報科非常勤講師としても勤務。
その他、2023年度兵庫県立甲北高校特別非常勤講師としてキャリア教育講演を行うなどの活動も行っている。
主な所属団体
- 学校教育研究会EduK 代表
- 長田高校同窓会「神撫会」常務理事/東京支部常務理事
- 日本情報教育学会
- 原体験教育研究会 他